パンピング グラファイト

主に鉛筆で描いた自分の作品紹介したり、観た映画の感想書いたりしてます。

ハート・ロッカーを鑑賞しての感想(ちょいネタバレ)

 

見た映画の感想なんかもちょくちょく書いていきたいなぁ、と思って最初に手に取ったのがこの映画。映画が好きな人なら、まぁ見てるよね、という作品なのでしょうが、今回初鑑賞致しました。

いやぁ、面白かったです。

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あらすじ

イラク戦争中の2004年、バグダッド郊外。アメリカ軍の危険物処理班は、路上に仕掛けられた「即席爆発装置(IED)」と呼ばれる爆弾の解体、爆破の作業を進めていた。だが、準備が完了し彼らが退避しようとしたその時、突如爆発を起こす。
罠にかかり殉職した隊員に代わり、新たな「命知らず」のウィリアム・ジェームズ軍曹が送り込まれてきた。安全対策も行わず、まるで死を恐れないかのように振る舞う彼を補佐するサンボーン軍曹とエルドリッジ技術兵は徐々に不安を募らせていく。虚勢を張るただの命知らずなのか、勇敢なプロフェッショナルなのか。彼らの不安とは関わりなく、地獄の炎天下で処理班と姿なき爆弾魔との壮絶な死闘が続く。(wikipediaより抜粋)

 

まず導入で一発かまされました。危険物処理班のグループが爆弾の解体作業を進めているのですが、実際に爆弾処理をしているのがガイ・ピアースですよ。あ、ガイ・ピアースだかっこいいなぁと思ってたらいきなり死亡!そして物語から退場ですよ!

ガイ・ピアース級の役者さんが簡単に死んでしまうこの最初の場面で、一発かまされてしまったので、どの人物が出てきても「どうせ助かるんでしょ」的な心の弛みは一切起こらずに最後までいきました。

それにまして緊張感のあるシーンのまぁ多い事。しかもその場面一つ一つにグゥッと心臓を握られるような良い意味での「嫌な感覚」(もうちょっと良い言い方思いつかないかな)が呼び起こされて、もうね、観た後は疲れましたw。

もちろん爆弾処理のシーンが多く、そちらの見応えは言わずもがななのですが、個人的にはスナイプシーンがかなり好きでした。

敵からの攻撃を受け、そちらに向かってスナイパーライフルでもって反撃するんですけど、自分も一緒にその場所にいるような気分になってしまいました。もうど緊張です。ライフルを構える人もそのとなりで望遠鏡を見ながら指示を出す主人公も、顔にたかるハエに見向きもしないんです。全く払わず、ただ敵のいる方角をずーーーっと見ているんです。そして装填、ガチッとやって引き金をひいて撃つ!大きく響く銃声にまた心臓をギュッとつままれてしまう。もちろん相手も反撃してきます。もうソワソワが止まりませんでした。

 

 

破天荒なんだけどその道のエキスパートな主人公が、徐々に追いつめられていき、自分のエキスパートだと思ってた部分も揺らいでいくのだけれども、けれどもぉな物語(長いよ)も大好物なので、楽しめました。

最初に出てきたときの主人公は明らかに爆弾処理を楽しんでいるんです。自分は絶対死なないと信じているかのような態度で爆弾処理していく。現場の爆弾が想定外に多かったとしても笑っちゃうような態度をとり、あまつさえ処理したあとの信管を敵(だと思われるひと)に見せつけちゃったりして。

しかし、それがあるきっかけで変わっていくんですね。

自分の行動により一緒に行動していた仲間が傷ついたり、絶対の自信を持っていた爆弾処理を失敗してしまったり、、

一番大きなきっかけは伏せておきますが、このきっかけにより主人公(というよりバグダッドに駐留しているアメリカ兵)はそこの人達の事を全く理解していなかった、ということがより明確になるんですね。それと同時に誰が敵だか分からない、という恐怖が分かりやすく浮き彫りになるんです。まぁ誰が敵だか分からない感は物語の冒頭から何度も何度も表されているのですが、その感じを主人公が身体で感じる事になるのです。

その後の選択、そして最後のカット、めちゃめちゃカッコ良かった、、でもあれがカッコ良く見えちゃ駄目なのかなぁ。うぅむ、、

 

なんか語り口がめちゃめちゃ多くて、またメッセージやテーマでもかなり語る部分のある映画を映画感想一本目にもってきちゃって大失敗ですな、、もっと書きたい事あるのに全然文章に出来ない、、、

 

しかし、評価がかなり高かったのでまぁ良い映画なんだろうなぁと思って見たら、思ってたのを超えて良かった、と思えた素晴らしい映画でした。なんて言葉で締めさせていただきます。長駄文、どうもすいません